素顔はいまどき女子高生？ 大阪萌え大使インタビュー

　【関西マニアック街道】

　「大阪萌え大使」をご存じだろうか？　東京?秋葉原と並ぶオタクの聖地＝大阪?日本橋の“顔”として、アニメやゲーム、コスプレなど日本のポップカルチャーを、国内外のイベントで紹介するキャンペーン?アイドルだ。今年７月に２代目萌え大使となり、上海万博に遠征するなど大活躍の五十嵐友紀さん（１８）に、萌えもアニメも分からないド素人記者がいろいろ教えてもらった。

　８月某日。ピンクの衣装、ピンクのキャリーバッグを引っ張ってミナミの繁華街を歩く友紀さん。日本橋応援キャラ「音々（ねおん）ちゃん」の姿で、自宅から電車できたという。

　写真集の撮影、通天閣劇場でのライブ、メイドビアホールでのライブ…。この日はかなりのハード?スケジュールだったようだ。ライブ会場の控え室につくと、友紀さんはおにぎりで遅い夕食を済ませ、インタビューに応えてくれた。

　（なお、インタビューでは、記者に理解不能な固有名詞や用語が続出。いちいち聞きなおすと話が進まないため、後でネットなどで調べました）

　?上海はどうでしたか？

　みんな私がだれか分からず、しばらくじーっと見つめられて緊張しました。ランカ?リー（アニメ作品＝マクロス?フロンティアの登場人物）のコスプレしていたので、分かる人は反応してくれて、アニメは世界共通だなと思いました。

　?いつもステージではどんな歌を歌うの？

　アニソンとキャラソンです。きょうは「いちごコンプリート」「みらくるハッピーディ」「涙　ＮＡＭＩＤＡ　ナミダ」とか。

　?今日もお客さんが多いけど、緊張しない？

　最初のころは緊張しました。でも、もうステージで１０回くらい歌ってるので大大丈夫ですよ。

　?いま高３ですね。夏休み中は何してるの？

　友達とカラオケ！　週に２、３回行ってます。

　?萌え大使になって変わったことってある？

　最初は「自分のため」と思って萌え大使に応募したんですけど、実際に萌え大使になると、みんなすっごく応援してくれて…。いまは「街のため」に頑張りたいって本気で思うようになりました。

　高校を卒業してからはメイドさんの仕事をしながら声優を目指そうと思ってたんです。でも、萌え大使になっていろいろな活動ができて、目標に向って一歩早く踏み出せたような気がします。

　?友達とか家族の反応は？

　最初「萌え大使って何なん？」ってちょっとばかにするような人もいたけど、いまはみんな応援してくれます。家族は「自分のやりたいことを思いっきりやれ」って。

　?アニメとかにハマったきっかけは？

　ハガレン（鋼の錬金術師）?アニマックス（アニメ専門ＣＳ放送）をひまあったら見たりして。ＤＶＤを全巻見たりＣＤを聞いたりし出したのは「テニスの王子様」かな。

　?自分自身について、実は…みたいな話ってある？

　アニメ好きなんですけど、実は、ふだんはいまどきの女子高生なんですよ。アニメ好きではない友達とカラオケにいくときは、加藤ミリヤや西野カナとかも歌います。

　それと、これは初めていうんですけど（笑）。小５?高１くらいまで、ジャニオタだったんです。関ジャニの大倉くんのファン。ドリーム小説（登場人物の名前を読者が自由に設定して読むことができるウェブ上の小説）とか、ずっと読んでました。そこからＢＬ（ボーイズラブ）に興味持って、「純情ロマンチカ」とか…。

　いまどきの女子高生話だったはずが、最後は腐女子（オタク趣味系女子）トークに急展開し、インタビューは終了。

　友紀さんは、予定していた歌の伴奏音源が行方不明になるトラブルも意に介さず、かわいく堂々とステージ?パフォーマンスを披露した。観客たちも白熱のオタ芸（アイドル?オタク独特の応援振り付け）で、友紀さんを思いっきり盛り立ててました。

　友紀さんは大阪?日本橋で公開収録しているネットラジオに月２?３回でメーンＭＣを務めるほか、４丁目劇場で行われるイベント「ポンバシクラブ」などに出演しています。（も）

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引用元:吹田市歯科の総合情報サイト